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【血液サラサラ】ビタミンKが糖尿病の予防に関与する【フッ素解毒】

記事前半:ビタミンKが糖尿病予防に効果的な理由
記事後半:ビタミンKが多く含まれるお勧め食品

 

 

 


ビタミンKが糖尿病を予防することが新たな研究で判明

2023年に発表されたカナダの研究で、ビタミンKが糖尿病を予防する細胞プロセスが発見された。この発見は、世界中で4億1500万人が罹患している糖尿病の治療と予防の新しい方法を開くものである。

ビタミンKはγ-カルボキシル化を助ける。γ-カルボキシル化とは、私たちの細胞が行う無数の生化学プロセスのひとつで、ある物質を別の物質に変化させ、体内で様々な機能を発揮させることである。γ-カルボキシル化は多くの身体機能にとって重要であり、例えば、骨形成や血液凝固に使われるタンパク質を生成する。

γ-カルボキシル化が体内で他にどのような役割を果たしているか現時点では不明だが、ビタミンKが必要であることまでは判明している。

この細胞はインスリンを産生する細胞である。インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞や組織に送り込み、体内でエネルギーとして利用することを助ける重要なホルモンである。糖尿病は、このβ細胞の数が不足しているか、十分なインスリンを分泌できなくなった場合に発症する。

モントリオール臨床研究所の研究者たちは、ERGPと呼ばれる新しいタンパク質を発見した。このタンパク質が作用する為には、γ-カルボキシル化を経たビタミンKが必要となる。これは糖尿病患者にとって非常に重要であることが分かっている。

この一連の研究は、モントリオール大学医学部准教授のマチュー・フェロン博士が中心となりチームを率いた。


「我々の研究は、このタンパク質がインスリン分泌の障害を防ぐ為に、β細胞内のカルシウムの生理的レベルを維持するのに重要な役割を果たしていることを示しています。

糖尿病は、β細胞の数が減少するか、或いはβ細胞が十分なインスリンを産生できないことが原因で引き起こされます。つまり、今回の発見は非常に重要です。

ビタミンKがβ細胞の機能を維持する細胞メカニズムを解明する為には、どのタンパク質がγ-カルボキシル化の標的となるかを明らかにすることが必須でした」


と、この研究に携わった研究者のひとり、ジュリー・ラコンブ博士は研究所のウェブサイトの記事で述べている。

この発見はまた、γ-カルボキシル化とβ細胞のストレス適応方法との関連性も裏付けている。研究者らは、グルコースがγ-カルボキシル化活性を制御・調節すること、ビタミンK1投与が高グルコースと小胞体ストレスの有害な影響からβ細胞を保護することを発見した。小胞体は、細胞の細胞質にある袋状の構造と膜状の管からなるネットワークである。

この研究は、ビタミンKの欠乏が糖尿病の発症に関与していることを示唆する従来の研究に基づいているが、その基礎となるメカニズムはこれまで不明であった。

 

食事によるビタミンKの増加と糖尿病リスクの低下
2010年にDiabetes Care誌に発表されたプロスペクティブ・コホート(前向きコホート研究)では、研究者らはビタミンK1およびK2の食事からの摂取が2型糖尿病リスクと関連しているかどうかを調査した。この研究では、開始時20〜70歳のオランダ人男女38,094人を対象に10年以上の追跡調査が行われた。

オランダのユトレヒト大学医療センターのJoline W.J. Beulens博士が率いたこの研究では、食事からビタミンKを最も多く摂取している人は、研究者らが追跡調査した10年間に2型糖尿病を発症するリスクが約20%低いことが分かった。

この研究結果は、ビタミンKの摂取と糖尿病リスクの低下との関連性を示した最初の研究結果の1つであった。ビタミンKがリスク低下の理由か否かは示されなかったが、ビタミンK欠乏が2型糖尿病の発症に関与しているか、更なる研究の基礎を築いた。


研究では、ビタミンK1およびK2の摂取量が多いほど2型糖尿病リスクは低かったが、効果はビタミンK2のほうがより顕著であった。

この研究結果は、ビタミンKの摂取量を推定する為の詳細な食事調査や、全体的な健康状態や生活習慣に関する質問など、参加者が記入したアンケートに基づいている。結果は、体重、年齢、身体活動レベルなどの要素で調整された。

その結果、ビタミンK2の摂取量が最も多い四分位群では、ビタミンK2の摂取量が最も少ない四分位群に比べて、2型糖尿病と診断される可能性が20%低かった。

ビタミンK1に関しては、ビタミンK1の濃度レベルが比較的高くなるまで、研究者は2型糖尿病リスクの減少を認めなかった。しかし、ビタミンK1の摂取量が最も多い四分位群では、最も少ない四分位群に比べて2型糖尿病になる可能性が19%低かったという点で、研究結果はk2と類似していた。

 

ビタミンKが必要な理由
ビタミンKは脂溶性ビタミンであり、血液凝固において非常に重要な役割を果たすことで知られている。ビタミンKには、葉物野菜などの植物性食品に含まれるK1(フィロキノン)と、肉、チーズ、卵、発酵食品、腸内細菌叢に含まれるK2(メナキノン)の2種の生理活性物質があり、体内でビタミンK 2が自然に処理される仕組みになっている。

ビタミンKは、血液凝固、骨形成、心臓の健康など、体内のいくつかの機能に不可欠であり、体内のカルシウム利用作用にも欠かせない。ビタミンKは、カルシウムの量を調節して丈夫な骨を作るのに役立つと同時に、心血管系疾患やアテローム動脈硬化症の原因となる動脈へのカルシウム蓄積を抑える働きもある。

ビタミンKには抗がん作用があることを示唆する研究もあり、最近の研究では、ビタミンKが抗酸化物質として作用し、アルツハイマー病などの予防に役立つ可能性があることも分かった。

ビタミンKの推奨摂取量は、男性で1日120mcg(マイクログラム)、女性で1日90mcgである。以下は、ビタミンKを多く含む食品の一覧である。

 

■納豆
■カブ
コラード
■スイスチャード
ブロッコリー
■大豆
■人参ジュース
■枝豆
■かぼちゃ缶
■ザクロジュース
■ほうれん草
■ケール
■ドライローストカシューナッツ
■オクラ
■牛レバー
■鶏胸肉とレバー
■ガチョウのレバーパテ
■卵黄
■チーズ
■バター
ザワークラウト
ケフィア

 

 


日本で伝統的に食べられている大豆発酵製品の納豆は、85グラム当たり850mcgでトップである。納豆は総合的にも健康に非常に良いという利点を持っている。ビタミンKは体内に長く留まらない為、不足しないように食事で定期的に摂取することが重要である。ビタミンKが不足すると、骨粗鬆症、心臓病、出血性疾患にかかりやすくなる。

多くの人は、無理にサプリメントで摂取しなくても食事から十分なビタミンKを摂取できている。例えば、調理したケールをカップ半分食べれば1日の推奨量の443%、からし菜をカップ半分食べれば346%、生のほうれん草をカップ1杯食べれば121%、調理したブロッコリーカップ半分食べれば92%を摂取できる。

Vitamin K Protects Against Diabetes, New Study Finds

 

 

 

・・・🙄🥦

 

 

と言う訳で、ビタミンk2が重要な成分であることは誰もが知るところだと思いますが、糖尿病リスクの軽減にも役立っている可能性が新たに判明したという記事でした。

中でも、やはり納豆が良いみたいです。k2の1日推奨量が120mcgとして、納豆は小型カップ(30g)1個を食べるだけで300mcgと余裕で推奨量を超えます。生活習慣病予防の為に納豆を2日~3日に1度でも良いので食べておくと病気知らずになるのではないでしょうか。

また、ビタミンkには毛細血管を再生させる効果や、松果体に蓄積したフッ素を除去する働きもあります。是非摂っておきたい成分と言えます。納豆が苦手で食べられないという方は、以下のものをお勧めします。

 

 


スプラウト類はビタミンkが非常に豊富。スーパースプラウトを生産している村上農園が公開している各種スプラウトの成分表を見てみましょう。

 


この数値は100g辺りの成分量を表しています。なんと、通常のブロッコリースプラウトや、安価で手軽に買える豆苗、かいわれ大根のほうが、ビタミンkに関してはスーパースプラウトよりも豊富であることが分かります。

かいわれ大根は、パックと根本をカットした可食部分が約35~40gです。豆苗なら1/2程度、かいわれ大根なら1パックを食べることで推奨量に届く為、あとは普通にご飯を食べておけば難なくクリアとなるはずです。安価で美味しい豆苗やかいわれ大根を定期的に食べることをお勧めします。

 

 


続いてはサジーです。サジーの栄養素は凄まじいです。ザっと羅列してみましょう。


ビタミンE

ビタミンA
ビタミンC
ビタミンB1, B2, B5
ビタミンD
ビタミンP
ビタミンK
カリウム
カルシウム
マグネシウム

マンガン

亜鉛
クロム
セレン
オメガ3脂肪酸
オメガ6脂肪酸
オメガ7脂肪酸
オメガ9脂肪酸
ポリフェノール
フラボノイド
カロテノイド
食物繊維


如何でしょうか。あらゆる栄養素を網羅した、まさにスーパーフードと言える存在です。サジーを継続することで様々な病やアレルギーが改善すると言われています。少々価格が高いサジーのストレートジュースですが、あれこれと高価な健康食品を購入するよりも、サジー1本に絞って継続するほうが結果的に財布にも優しく健康効果を得られるのではないかと個人的には思います。

そういえば、私は豊潤サジーの定期契約をしているのだった。1年ほど休止しているけど、摂取すべきものを整理してサジーを再開させようかな。結局、そのほうが安く済むし🙄

 

 


食品ではなく、手軽にサプリメントで摂取したいという場合は、こういったVD3+K2タイプがお勧めです。できれば2000IU以下くらいの含有量のものを選びましょう。出来れば食品からの摂取が良いのですが(合成ビタミンD3+K2は特定の働きしかしない)、あとは各々の考え方でしょう。

という訳で、ビタミンKに関する記事の翻訳でした😺