私は熱心なサバスファンではありませんが、オジー・オズボーン時代の不気味でおどろおどろしいサウンドの虜になり、一時期(90年代~00年代)、ブートレグを頻繁に購入しました。オジーサバスのブートは多くのサイトで取り上げられており、今さら私が紹介する必要は皆無でしょう。そもそも、サバスに関する知識をあまり有しておりません。
ここでは、オジー、ロニー・ディオの2大ヴォーカリスト以外がフロントマンを務めた、暗黒期と称される時期のサバスの古典ブートを紹介いたします。
イアン・ギランは別として、グレン・ヒューズ、レイ・ギラン、トニー・マーティンの時代は、良質のアルバムを作りながらもバンドがいつ崩壊してもおかしくない状態が続きました。トニー・アイオミは、ディオ脱退後にサバス名義での活動を終えて、別名義のバンドとして活動を始めたかった、とか。しかし、レコード会社がそれを認めず、結果的にサバス名義で活動を継続するしかなかったみたいですね。
しかしながら、腐ることなく、常に一定以上の質を保ったアルバムを作り続けてきた辺り、ソングライターとしてのアイオミの能力の高さを感じさせます。暗黒期と呼ばれる各時代のライブも、決して悪い内容ではありません。
では、一部ブートは音源付きで紹介いたします。需要ないか・・・ちなみに、これらの殆どのブートを15年~20年ほど前にguitars101などに真っ先に放流したのは私です。ダイカン某店様、ヤクザを送りつけないでくださいませっ🙀
THE MANOR TAPES BORN AGAIN UNMIXED DEMOS
This is taken from an unreleased audio cassette from the master reels "Unmixed Demos" during Black Sabbath's recordings of the Born Again sessions which took place at "Manor Studios" located within the United Kingdom. Date which these unmixed demos took place is June 26th 1983.
レーベル不明、プレス盤2CD。1983年6月26日オックスフォードシャーにあるスタジオ「マナースタジオ」で収録された"BORN AGAIN"のスタジオ・デモ音源をサウンドボード録音で収録。輸入ブートとして販売されておりました。
"BORN AGAIN"は、オジー期に近い不気味さ、恐怖を追求したサウンドと、イアン・ギランの狂気を感じさせる絶叫が上手く作用した、禍々しさに満ちた名盤と個人的に感じます。オジー・オズボーンは「オリジナル・ラインナップが終わってから、これまでに俺が聴いたサバスの中で最高のアルバム」と「BORN AGAIN」を高評価しています。ビル・ワードやギーザー・バトラーもお気に入りだとか。
本作は、ディスク1にマスターテープからの音源をダイレクト収録。音がこもっており、チャンネルが片方に若干寄り気味です。ディスク2は、リマスタリングを施した音源を収録。クリアな音質になっており、チャンネルのバランスも調整されています。
アルバムの制作は、メンバー間の関係も良くていい雰囲気だったそうです。ある晩、ギランがパブから酔って戻ると、スタジオ敷地内をワードが所有する車で走り回りクラッシュ。車が炎上してしまった。この時のことを書いたのが"TRASHED"だとか。また、教会の近くにある建物でリハーサルを行ったところ司祭から苦情を受け"DISTURBING THE PRIEST"が作られた、らしい。
こういったノリで"BORN AGAIN"の制作は和気あいあいとした雰囲気で進んでいったそうです。特にギランとワードはアルコール好きという共通点から気が合ったみたいですね。
アイオミによると、ギラン・アイオミ・バトラー・ワード名義でアルバムを作っていたそうですが、「ブラック・サバスのアルバムとして出すなら契約に合意しよう」とレコード会社に迫られて、仕方なくサバス名義になったみたいです。では音源をどうぞ!
ORIGINAL MASTER VER. PT.1
ORIGINAL MASTER VER. PT.2
REMASTER VER. PT.1
REMASTER VER. PT.2
BLACK AND PURPLE (no label)
MY PHENIX CO. レーベル、プレス盤2CD。1983年10月20日ケベック公演をオーディエンス録音で収録。90年代半ばにリリースされた古典ブート。ビル・ワードがアルコール依存症治療を受けることになり離脱。ELOのベヴ・ベヴァンが参加しています。アッパー版が登場しているみたいですが詳細不明。
ギランの調子が今ひとつで、所々で声が裏返るなど全体的にフラット気味で苦しい。とは言え、オジー時代の曲とギランの声が非常に合っており、ロニー期よりも極めて初期サバス的と言えるでしょう。では、音源をどうぞ!
pt.1
pt.2
THE DECISION IN MASSACHUSETTS (LANGLEY-064)
LANGLEYレーベル2CDR。ディスク1に、グレン・ヒューズのサバスでの最後のライブとなった86年3月26日ウースター公演をAUD音源で収録。ディスク2に、レイ・ギランのサバス加入3日目となる86年4月1日モントリオール公演をAUD音源で収録。
グレンのラストステージはパフォーマンスが全体的に酷い。1曲目の"MOB RULES"から既にまともに歌えておりません。"BLACK SABBATH"は割といい感じに聴こえますが、他がとにかく酷い印象です。レイ・ギランは可もなく不可もなく、不慣れながらもソツなくこなしている印象です。この辺の音源は・・・いいか🤔
本ブートにはインナーが入っており、グレン脱退当時のケラング!の記事を一部分ですが読むことが出来ます。
■ケラング!86年4月3日 117号
皆は、新ラインナップになったブラック・サバスの、テキサスでのライブを観たいかい?私は皆に、そのチャンスを提供しようと思う。ライブを観たい人は、私が出す3つの質問に正解しないといけない。正解できたラッキーな人には、テキサスの会場で行われるブラック・サバスのコンサートに招待するよ!
Q1. 誰が主導して最新アルバムを制作したか?
Q2. 当初のプロジェクトでは3つのバンドからヴォーカリストが参加する予定だったが、グレン・ヒューズと他は誰か?
Q3. ブラック・サバスが最後に英国で演奏した時、ヴォーカリストは誰だったか?
名前、住所、電話番号と回答を記入し、ケラング編集部まで送ってくれ。締め切りは4月16日だから、それまでに送ってくれ!
■ケラング!86年4月17日 118号
ブラック・サバスは現在アメリカ・ツアーの最中だが、リード・ヴォーカルのグレン・ヒューズが僅かな期間でバンドを脱退してしまった。グレンは3月21日クリーヴランドでデビューしたが、現在は無名のニューヨーカー、レイ・ギランに代わっている。レイは3月29日コネチカット公演のステージでデビューした。
バンドのマネージメントの公式発表によると、グレンはまともなステージ・パフォーマンスを行うことが出来なかった為に解雇された。実際、ツアー開始直後の報告では、グレンはサバス初期のナンバーを歌って欲しいというバンド側の要請に応えるには困難な状態だった。音楽プレスの間では、ブラック・サバスのアメリカ・ツアーは、チケット売り上げの不振による経済的理由から縮小されるという噂が上がっているが、これは否定されている。
グレンの今後の活動について、再び不安定な状態になったと言えるだろう。グレンは現在、元ヴァン・ヘイレンのマネージャー・ノエル・モンクにマネージメントを任せているが、現在までグレンの今後に関する発表はなかった.
・・・で、検索をかけてみるとツベなどに音源がアップされていないっぽい?せっかくなので音源をアップしておきましょう。
disc 1
disc 2
TO DO OR DIE (POWER GATE-260)
POWER GATEレーベル、プレス盤2CD。86年5月21日シェフィールド公演をオーディエンス録音で収録。録音者は有名なテーパーCrazy S.氏。グレン・ヒューズが不調だった影響もあり、レイ・ギランのパフォーマンスはかなり安定しているように感じてしまう。サバスファンの間でレイ・ギランの評価が如何なものか不明ですが、個人的にはトニー・マーティンよりもレイのほうが好みかな、と。
音源をアップしておきましょう。
disc 1
disc 2
FEATURING RAY GILLEN (LANGLEY-031)
LANGLEYレーベル、2CDR。86年6月2日ハマースミス・オデオン公演を収録。オーディエンス録音ですがサウンドボードにも聴こるほど、よく録れた音源。"SEVENTH STAR DELUXE EDITION"には、ボーナストラックで6月2日のライブ音源が収録されたが、恐らくこの音源が使用されていると思われます。20年以上前のリリースですが、この音源がアップグレードされているか不明。
BLACK SABBATH - LAST GIG with RAY (LANGLEY-277)
LANGLEYレーベル、2CDR。86年6月4日ノッティンガム公演をオーディエンス録音で収録。録音者はCrazy S.氏。SEVENTH STAR TOUR最終日で、このステージを最後にレイ・ギランは脱退してしまう。
まったく印象も記憶にも残っていない音源。今さらCDを出して聴き返したいとも思わず・・・この辺りの音源はレビューできません。昔、guitars101等にこれらのブートをアップしまくったのは私です。業者様すみません🙏
apocalypse (POWER GATE-130)
POWER GATEレーベル、プレス盤1CD。1987年12月5日ミラン公演をオーディエンス録音で収録。1988年にリリースされた同名アナログブートの盤起こしとのこと。針パチが全くない素晴らしい状態で収録されています。
アナログ盤は入手が難しいレア盤らしく、また、このCDがリリースされた2006年当時はエターナル・アイドル・ツアーのブートが少なかったこともあり(BONDAGE MUSICのETERNAL SHININGくらいだった・・・かな?)復刻を行った、というダイカン某店さんのコメントです。それを即座にG101にアップしたのは私です、すみません😱
音質は87年当時ということを考えると良く録れています。この頃のトニー・マーティンは声に透明感があり高いキーもしっかり出ています。新曲グローリー・ライドも安定した良いパフォーマンス。また、ドラムがエリック・シンガーからクラッシュのテリー・チャイムズに交代。意外な大物が参加していることに驚きです。
FLOWRENCE 1987 (Shades 1661)
SHADESレーベル、2CDR。1987年12月10日フィレンツェ公演をオーディエンス録音で収録。2008年頃にDimeから登場した音源で、それをブート化したもの。以下、メーカーインフォ。
激レアな“ETERNAL IDOL Tour”のフルショウ。ここで貴重極まるセット内容も整理しておきましょう。
●70年代(5曲)
・パラノイド:War Pigs/Iron Man/Paranoid
・その他:Black Sabbath/Children Of The Grave
●80年代(7曲)
・へヴン&ヘル:Neon Knights/Children Of The Sea/Die Young/Heaven And Hell
・エターナル・アイドル:Born To Lose(★)/Glory Ride(★)/The Shining
※注:「★」印は“ETERNAL IDOL Tour”だけの限定曲。
……と、このようになっています。その後に一切演奏しない「Born To Lose」「Glory Ride」が美味しいわけですが、さらに上記にはない終演BGM「Laguna Sunrise」も激レアだったりします(しかも3分近くも収録されています)。
ただ、このツアーの真価はレア曲より演奏そのものにある。シンプルで何の工夫もないテリー・チャイムスのドラミングも新鮮ですが、やはり最大の聞き物はマーティンの歌声でしょう。とにかく伸びも張りも力強さもキャリアNo.1!
単に高い声が出るだけではなく、余裕たっぷりに遊びや節回しを交え、歴代シンガーが苦しむ「Neon Knights」もロニー本人よりも見事に歌い上げる。しかも、その歌声を駆使した節回しの多彩なこと。
“HEADLESS CROSS Tour”以降は歌い慣れて固まった感じで繰り返していますが、ここではまだいろいろと試している。70年代クラシックスをオジー風とロニー風で変えてみたり、一番と二番で節回しを変えたり……。ミュージシャンには最初に手探りする人と飽きてきてから変える人がいますが、マーティンは性格的に前者なのかも知れません。
商業的にはドン底にあえぎつつ、同時に新たなる才能の可能性も大きく開いた“ETERNAL IDOL Tour”。マニアしか知らない、マニアだけがこっそりほくそ笑む密やかなシャングリラです。そんな現場を瑞々しく美しいサウンドでフル体験できる新名盤。どうぞ、心ゆくまで存分にご堪能ください。
では、音源をどうぞ。
pt.1
pt.2
THE LEGEND OF HELL HOUSE (LANGLEY-025)
LANGLEYレーベル、2CDR。全米ツアー8日目となる1989年6月10日ニューヨーク州パラディウム公演をオーディエンス録音で収録。このNY公演は、再販やアッパー版のリリースはされていないみたいです。私が15年ほど前にG101にアップした音源を、誰かがYoutubeにアップしやがりましたぴえん🥺
この日のマーティンは好調を維持しております。冒頭の"HEADLESS CROSS"から高いキーも難なく出ており、伸びやかな歌声を披露しております。ロニーとの実力の差を感じさせることが多い"DIE YOUNG"も完璧。ずっとこの調子を維持することが出来たら、もう少し評価されたことでしょう。
そしてコージーの存在が非常に大きい。自己主張の激しい派手な演奏ではなく、どっしりと腰を据えた堂々たる演奏です。ELPへの参加で風格を身につけた感があり、バンドの精神的支柱のような存在感を放っております。聴きどころは"DEVIL & DAUGHTER"が演奏されていることでしょう。
SABBAT (POWER GATE-069)
POWER GATEレーベル、プレス盤2CD。1989年10月14日クラブチッタ川崎公演をオーディエンス録音で収録。9年振り来日公演が実現。狭い箱だけに文句なしの高音質ステレオAUDです。川崎公園は来日公演の初日に当たり、この後、10月16日&17日東京厚生年金会館、10月19日大阪フェスティバルホール、10月21日愛知県勤労会館という日程が組まれました。
バンドの演奏は安定しているものの、マーティンの調子は全米ツアーをピークに、ヨーロッパツアーから徐々に調子を落としているように感じられます。なお、このブートもリリース直後にアップして拡散してしまいました。私は無償提供しているのに、ツベに転載して収益化している奴は腹立つわー😑🔥
SNAKE SKINNED SABBATH (AYANAMI-018)
AYANAMIレーベル、2CDR。1989年10月17日、新宿厚生年金会館公演をオーディエンス録音で収録。何故かプログレ専門レーベルから2000頃に登場した1枚。1989年来日公演のブートが数少なかった頃にリリースされたので有難い1枚でした。まずまずのAUD音源で、低音がペラペラな点を除けば及第点。後に数々のアッパー版が登場するので、完全に役目を果たし終えた1枚です。
SATANIC MEMORY II (LANGLEY-232)
LANGLEYレーベル、2CDR。1989年10月17日、新宿厚生年金会館公演をオーディエンス録音で収録。「SNAKE SKINNED SABBATH」とは別ソースを使用したアッパー版。既発よりも鮮明で聴きやすい音になり、更なるアッパー版が登場するまで、本作は長らく10月17日の定番の1つでした。
この日のマーティンはなかなか好調。フロントマンが安定していると、バンドの演奏も締まって聴こえます。サバスは演奏面で日ごとに大きな変化があるバンドではないので、余程のファンでない限り全ての音源をそろえる必要はないと思いますが、来日公演の中では、個人的にはこの日が最も演奏面で充実していると思います。では、音源をどうぞ!
pt.1.
pt.2
pt.3
GOLD CROSS '89 (PG-891021)
PLATINUM&GOLDレーベル、2CDR。1989年10月21日、愛知県勤労会館公演をオーディエンス録音で収録。2000年頃に登場したブート。恐らく、愛知公演を収録した初のブートかと。インレイがミスクレジットだらけ。愛知公演は、下記のアッパー盤が出るまで、長い間、このブートしか存在しておりませんでした。
NAGOYA 1989 (ZODIAC 205)
ZODIACレーベル、プレス盤2CD。1989年10月21日、愛知県勤労会館公演をオーディエンス録音で収録。別テープを使用したアッパー版が登場。メーカーインフォによると「まるでサウンドボード」クオリティとのことですが、さすがにSBDには聴こえないものの高音質AUDであることは確かです。
録音者の席はジェフ・ニコルズ側だったのでしょうか、キーボードの音だけSBD級に綺麗に聴こえます。ニコルズのプレイはかき消されがちなので、普段とは少し違った聴こえ方がするという意味で面白い音源です。
この日は"HEAVEN AND HELL"中盤でのメンバー紹介で、コージーの名が叫ばれると、コージーがドラムをドコドコと連打したり、"PARANOID~HEAVEN&HELL"のキメの手前で、普段よりも長くコージーがドラムを叩きまくっているなど、最終日らしいオカズが所々に散りばめられています。では、音源をどうぞ!
pt.1
pt.2
pt.3
THE ROAD OF TYR (BON281/282)
BONDAGE MUSICレーベル、プレス盤2CD。1990年10月1日ミラン公演をオーディエンス録音で収録。また、後半には1990年9月1日ウルヴァーハンプトン公演、1990年9月8日ハマースミスオデオン公演をそれぞれオーディエンス録音で一部を収録しています。
ブートレグCDとしては初登場となる"TYR TOUR"を収録した1枚。90年代半ばにリリースされて以来、長らく入手困難なレア盤と化していましたが、2010年頃にアップグレード盤が出たみたいです。
聴き所は、"HEART LIKE A WHEEL"や"THE SIGN OF THE SOUTHERN CROSS"などでしょうか。トニー・マーティンは、前年のツアーと比べると不調に感じます。"HEADLESS CROSS TOUR"の頃と比べて明らかに調子が良くない。翌年のコージーとのツアーでのパフォーマンスに近い印象で、声が若干ハスキーになったような?
ディスク2中盤以降は、ツアー初日となる90年9月1日ウルヴァーハンプトン公演を収録。こちらの音源は後に「FIRST TYR」というタイトルでSHADESレーベルより登場。また、90年9月8日ハマースミス公演も収録。この日はアンコールの3曲でクイーンのブライアン・メイとギーザー・バトラーが登場。彼らが参加した部分を収録。こちらも「TYR U.K.」というタイトルでSHADESよりリリース済み。
本編となる10月1日ミラン公演の音源は、アッパー版も含めてアップされている気配がなさそうなので、ここで上げておきます。それでは音源をどうぞ。
pt.1
pt.2
pt.3
MARTIN YEARS (BON229/230)
BONDAGE MUSICレーベル、プレス盤2CD。1990年10月18日ベーブリンゲン公演をオーディエンス録音で収録。後半には1989年9月15日コペンハーゲン公演と、1987年11月25日ブレーメン公演をそれぞれオーディエンス録音で収録。"TYR TOUR"を収録したブートは、長らく「ROAD OF TYR」と本作しか存在していませんでした。今はアップグレードされており、不要となった1枚です。
「ROAD OF TYR」同様に本作も収録音源が豪華。1989年9月15日コペンハーゲン公演は、アンコールにイアン・ギランが登場して、"SMOKE ON THE WATER"を熱唱。当時は貴重な音源でした。現在はブートで何種かリリースされております。
1987年11月25日ブレーメン公演は、同日を収録したBONDAGE MUSIC製「ETERNAL SHINING」のミッシング・ピースといった感じす。「ETERNAL SHINING」に未収録だった3曲を本作で収録、2つのブートで1公演完全収録という形になります。現在は完全版がリリースされており、本作もお役御免となりました。各音源全てYouTubeにフルでアップされているので、ここでは割愛いたします。
Forbidden Rough Mix (LANGLEY-139)
LANGLEYレーベル1CDR。サウンドボード音源。「Reincarnation」収録ののラフ・ミックスと比べて、こちらはヴォーカルが入っておりません。カラオケを聴いているような感じで面白味は無いと思います。ただ、公式スタジオアルバムと演奏が所々違う箇所があり、ファンなら聴いておいて損はないはず。とは言え、熱心なファン以外には退屈な音源かと。
Warsaw, Poland 10th sep 1995
1995年9月10日ワルシャワ公演をオーディエンス録音で収録したとされる音源。2008年頃にDimeから登場したと思われる音源。落とすだけ落として聴かずに放置したままです。本当にワルシャワ公演か否か不明。
アルバム「forbidden」自体を聴いたことが無く(上のラフミックスしか聴いたことが無い)、この時期のサバスについても詳しくない為、何ともコメントのしようがありません。どうやらコージー・パウエルが脱退しており、ボブ・ロンディネリが代役で参加しているみたいです。サバスは虹人脈が多いですねえ。
pt.1
pt.2
Warsaw, Poland 12th sep 1995
1995年9月12日ワルシャワ公演をオーディエンス録音で収録したとされる音源。上の音源と同時にDimeから登場した音源。落とすだけ落として聴かずに放置したままです。本当にワルシャワ公演か否か不明。レベルオーバー気味で音割れが酷い。これを今、聴き通す若さは私にはございません。レビューでけまへん。音源をどうぞ。
pt.1
pt.2
以上、ブラック・サバスの古臭いブート盤特集でした😃